- 家庭教師で成績が上がらない事例の共通点
- 家庭教師で成績が上がるどうかをチェックする上手な方法
- 成績が上がるとしてもおすすめしない方法
家庭教師で成績が上がらない事例の共通点
家でまったく勉強しない場合、どんなに家庭教師の先生にみっちり授業をしてもらったとしても効果は薄いと言わざるを得ません。
学生の講師であろうがプロ講師であろうが、これは同じです。
定期テストのための準備や、高校受験や大学受験など、家庭教師を依頼した目的はそれぞれあることでしょう。
目的にふさわしい勉強時間を毎日確保してあげないと、いくら家庭教師の時間だけ集中していたとしても、それだけで目的は達成できません。
それだと1週間に約1.5時間ということになります。
週に約1.5時間の勉強では、成績が上がることのほうが不思議な話です。
参考:中学数学の定期テスト対策を公開|平均点60点で80点をとるための具体的な勉強法
自分で勉強時間を確保する子が、家庭教師でやるべきことの指示を受けた時、効果は発揮されます。
もちろん家庭教師にはいろいろな使い方があり、自分でどんどん勉強して、わからないところだけ質問するという使い方もOKなので、そういった方にはこのような指示は出しません。(僕から課題を出さずとも、自分でちゃんと復習する場合がほとんどですので)
ただどちらにせよ、わかった後に、それを身に付ける復習のための時間をとって自分で勉強できないと、成績は上がらないです。
家庭教師で成績が上がるどうかをチェックする上手な方法
成績が上がるとしてもおすすめしない方法
そのような場合は、お子様と徹底的にお話をさせてもらって、場合によっては多くて週3からお願いするよう伝えています。
なぜかというと、お子様が自らの意志で積極的に勉強をしたいというケースであれば問題ないのですが、そうでない場合、強烈な勉強アレルギーになってしまう可能性があるからです。
とても頭の良い子でしたが、僕が担当した当初は、自分で勉強する気持ちは一切なく、『勉強=嫌な時間』という構図がその子のなかに出来上がっていました。
学校の宿題もこちらからの宿題ももちろん一切せず、週3回2時間の授業のみがその子にとっての唯一の勉強時間でした。
週に6時間の勉強時間の場合、科目を絞れば定期テストであれば、ある程度の点数はねらえます。(さすがに高得点は無理ですが、平均点あたりであればカバーできます。)
ただ、これはできればおすすめしません。
ただ、それ以外の勉強時間はそこまで確保していないようなので、定期テストの結果もパッとしません。
家庭教師の先生からの宿題なら、ちゃんとやってくれると思うのですが、実際どうなるのかを知りたいです。
このような場合だと、実際に家庭教師やオンライン家庭教師をつけてみて様子を見る、というのも手でしょう。
参考:次の定期テストまでの短期集中オンライン家庭教師【数学授業&勉強法を伝授する特別講座】
最初に短期のみで依頼して、成績が上がったり、ちゃんと家で勉強してくれる様子を確認できたら『その先生に』引き続きお願いすることは可能か?ということを伝えておくといいでしょう。
もっと言うと、お子様のほうも、最初は緊張感ゆえに勉強してくれやすい状態となります。
なので、家庭教師をつけた最初の1ヶ月あたりの勉強している様子を見てホッとするのではなく、もし可能であれば3ヶ月後あたりの様子で判断してください。
できれば、それが理想的です。