にゃんこ
中学国語の国語文法で学習する識別問題と、その見分け方について一覧にまとめたページです。
坂田先生
中学国語の定期テスト対策や、国語の高校入試対策に活用してください。
このページの内容
- 国語文法の識別問題と見分け方まとめ
- 国語文法の識別問題を解くコツ
国語文法の識別問題と見分け方まとめ
「れる・られる」の識別問題と見分け方
「の」の識別問題と見分け方
にゃんこ
こちらでさらに学習&練習問題できます。
参考:「の」の見分け方と、たくさんの識別問題
参考:「の」の見分け方と、たくさんの識別問題
- 並立の意味を表す格助詞
例文:暑いの寒いのと文句を言う。
例文:言ったの言わないのと口論になる。 - 疑問を表す終助詞
例文:この道具はどうやって使うの。
見分け方:疑問を表しているので、文末に?マークを付けて疑問文として意味が通るかどうかをチェックする。 - 接続助詞「ので」「のに」の一部
例文:今日は疲れたので早めに休むことにした。
例文:外は雨が降っているのに、今から出かけなくてはいけない。 - 体言の代用としての格助詞
例文:古い電池を、新しいのと交換する。
見分け方:「の」を「もの」「こと」で置き換えられる - 連体修飾語を作る格助詞
例文:遠足の準備はバッチリだ。
見分け方:並びが「名詞」+「の」+「名詞」となっている。 - 主語を示す格助詞
例文:今日は、学びの多い日だった。
見分け方:「の」を「が」に言い換えても意味が通じる。
「ある」の識別問題と見分け方
にゃんこ
こちらでさらに学習&練習問題できます。
参考:「ある」の見分け方と、たくさんの識別問題
参考:「ある」の見分け方と、たくさんの識別問題
- 「存在する」という意味の動詞「ある」
例文:机の上に消しゴムがある。
見分け方:「存在する」に言い換えられる。
見分け方:「ある」を「ない」に言い換えても意味が通じる。 - 「行われる」という意味の動詞「ある」
例文:明日、運動会がある。
見分け方:「行われる」に言い換えられる。
見分け方:「ある」を「ない」に言い換えても意味が通じる。 - 補助動詞
例文:部屋はいつも片付けてある。
例文:きちんとたたんである布団を取り出す。
見分け方:「ある」の直前に「て」または「で」がある。 - 連体詞
例文:ある人物のことを調べている。
見分け方:「ある」を「とある」や「あの」に言い換えられる。
「ない」の識別問題と見分け方
にゃんこ
こちらでさらに学習&練習問題できます。
参考:「ない」の見分け方と、たくさんの識別問題
参考:「ない」の見分け方と、たくさんの識別問題
- 否定の助動詞
例文:私は豚肉をあまり食べない。
見分け方:「ない」を「ぬ」に変換しても意味が通じる。(ただし例外あり。詳細ページにて解説) - 形容詞
例文:近くに公園がない。
見分け方:「ない」を「ある」に言い換えても意味が通じる。 - 補助形容詞
例文:その遊びは楽しくない。
見分け方:「ない」の直前に「は」を付け足しても意味が通じる。 - 形容詞の一部
例文:友人のさりげない優しさに心を打たれた。
見分け方:「ない」と直前の部分を切り離すと、直前の部分が単語として成立せず、意味が通じなくなる。
国語文法の識別問題を解くコツ
坂田先生
国語文法の識別の問題のコツをお話します。
にゃんこ
国語文法の見分ける問題の対策方法としておすすめなのが、大きく次の3つのことを繰り返し練習することです。
1:見分け方のルールを覚える
2:識別の問題を解く
3:その過程で、どの見分け方を使ったのかを自分で説明できる状態にしておく(解答の根拠を明確にする)
坂田先生
では、それぞれ詳しく説明していきます。
1:見分け方のルールを覚える
まず最初に、基本的な見分け方のルールを覚えます。
ただし、ルールだけ読んでも意味が分かりにくい場合が多いので、具体的に問題を解きながら、そのルールを確認していくというのがいいでしょう。
その際のポイントは、見分け方のルールを見ずに、識別問題を解こうとしないことです。
ルールを見ながら、この例文はどれにあたるだろうか、という具合にして進めるのがいいでしょう。
ただし、ルールだけ読んでも意味が分かりにくい場合が多いので、具体的に問題を解きながら、そのルールを確認していくというのがいいでしょう。
その際のポイントは、見分け方のルールを見ずに、識別問題を解こうとしないことです。
ルールを見ながら、この例文はどれにあたるだろうか、という具合にして進めるのがいいでしょう。
2:識別の問題を解く
ある程度、見分け方が覚えられてきたら、今度は、できるかで「見分け方」を見ずに、識別の問題を解こうとしてみてください。
その際のコツは、見分け方が思い出せなかったり、ややこしく感じたら、すぐに「見分け方のルール」を見るということです。
やってはいけないのは、「どんな見分け方のルールだったっけ」と考えて時間が過ぎていってしまうことです。
国語文法の基礎は、他の教科と同じでまずは「基本ルールの習得」が大事です。
その部分は考える作業は極力はぶいて、できるだけ短時間で完成させるのが効率的だというのが僕の意見です。
その際のコツは、見分け方が思い出せなかったり、ややこしく感じたら、すぐに「見分け方のルール」を見るということです。
やってはいけないのは、「どんな見分け方のルールだったっけ」と考えて時間が過ぎていってしまうことです。
国語文法の基礎は、他の教科と同じでまずは「基本ルールの習得」が大事です。
その部分は考える作業は極力はぶいて、できるだけ短時間で完成させるのが効率的だというのが僕の意見です。
3:解答の根拠を明確にする
最終的には、解答の理由を自分で説明できる状態にすることです。
これは、問題を解きながら、その都度、声に出して自分に説明してあげるのがいいでしょう。
2の練習の段階で同時並行で行うと効果的です。
また、まれに「見分け方のルール」の例外となるような例文も存在します。
もしも、そんな例文や識別の問題に遭遇したら、それだけを抜き出したまとめを作り、別に暗記しておくのがいいでしょう。
これは、問題を解きながら、その都度、声に出して自分に説明してあげるのがいいでしょう。
2の練習の段階で同時並行で行うと効果的です。
また、まれに「見分け方のルール」の例外となるような例文も存在します。
もしも、そんな例文や識別の問題に遭遇したら、それだけを抜き出したまとめを作り、別に暗記しておくのがいいでしょう。
参考:「れる・られる」の見分け方と、たくさんの識別問題
例文:ご近所の人によく声をかけられる。
見分け方:前に「~に」という語を補っても意味が通じるか、「~に」という語がある。
例文:友人の思いやりが感じられる。
見分け方:「自然と」または「自然に」を前に添えることができる。
例文:暑さ寒さに耐えられる。
見分け方:「~ことができる」という表現に言い換えられる。
例文:家に先生が来られる。
見分け方:「お~になる」または「ご~になる」に言い換えられる。
例文:自転車に乗れるようになった。
見分け方:「れる」の部分を「ない」に言い換えて、意味が通じなくなれば、助動詞ではない。さらに、可能動詞であれば、「~することができる」という意味の「can」の意味が含まれている。
例文:大きなプールに水を入れる。
見分け方:「れる」の部分を「ない」に言い換えて、意味が通じなくなれば、助動詞ではない。さらに、ラ行下一段活用の動詞の一部であれば、「~することができる」という意味の「can」の意味が含まれていない。