にゃんこ
ここでは、中学国語の国語文法で学習する「の」見分け方を解説し、「の」の識別問題が練習できます。
坂田先生
「の」見分け方のコツを会得していってください。
このページの内容
- 「の」の見分け方6種類|中学国語文法
- 「の」の識別の問題|中学国語文法
- 紛らわしい「の」の見分け方のコツ
「の」の見分け方6種類|中学国語文法
6種類の「の」とその見分け方
「の」の識別の問題|中学国語文法
にゃんこ
下線部の「の」について、次の1~6までのどれにあたるか解答しなさい。
1:並立の意味を表す格助詞
2:疑問を表す終助詞
3:接続助詞「ので」「のに」の一部
4:体言の代用としての格助詞
5:連体修飾語を作る格助詞
6:主語を示す格助詞
2:疑問を表す終助詞
3:接続助詞「ので」「のに」の一部
4:体言の代用としての格助詞
5:連体修飾語を作る格助詞
6:主語を示す格助詞
- 東京の風景は目まぐるしく変化してゆく。
- どっちの道に進めばいいの。
- この店が用意しているメニューの多さに驚いた。
- 昨日の晩、うっかり目覚ましをかけ忘れたのがいけなかった。
- 暑いの寒いのと文句を言う。
- 遠足の準備はバッチリだ。
- となりの人のしゃべる声が気になって読書に集中できない。
- 走るのが速いねとよく言われる。
- 昔遊んだ田んぼの風景をよく覚えている。
- あの子はいつも成績がいい。いつも遊んでいる様子なのに。
- 夕陽の沈む頃に、涼しい風が吹いた。
- 君へのプレゼントに素晴らしいのを用意したよ。
- どうして準備しておかないの。
- 体育館に誰も来なかったので、次の授業は体育じゃなかったと気がついた。
- 古い電池を、新しいのと交換する。
- あれほど何度も言っておいたのに、持ってくるのを忘れてきたの。3ヶ所
- 雨の降る日の午後に、友人が訪ねてきた。
- 注文してあったのと違う料理が届いた。
- 川のせせらぎが耳に心地よい。
- ケーキは丸いのと四角いの、どっちが好きですか。
- やるのかやらないのか早く決めてくれ。
- 外は雨が降っているのに、今から出かけなくてはいけない。
- 川の流れる音が耳に心地良い。
- 一体どこに隠れていたの。
- 今日は疲れたので早めに休むことにした。
- 今日は、学びの多い日だった。
- あまいお菓子を食べるのが好きだ。
- 母の作ってくれた弁当を忘れてしまったことに気がついた。
- 花の命は、みじかくはかない。
- この道具はどうやって使うの。
- 言ったの言わないのと口論になる。
- 小鳥のさえずりで目を覚ました。
- この問題の解き方はわかっているので、あとはていねいに計算すればいい。
- 休みの日は何をしてすごしているの。
- 興味のない様子で聞いていたので、この話はやめた。
- 学校を休むのか休まないのかそろそろ決断しなければいけない。
連体修飾語を作る格助詞
疑問を表す終助詞
連体修飾語を作る格助詞
体言の代用としての格助詞
並立の意味を表す格助詞
連体修飾語を作る格助詞
主語を示す格助詞
体言の代用としての格助詞
連体修飾語を作る格助詞
接続助詞「のに」の一部
主語を示す格助詞
体言の代用としての格助詞
疑問を表す終助詞
接続助詞「ので」の一部
体言の代用としての格助詞
接続助詞「のに」の一部
主語を示す格助詞
体言の代用としての格助詞
連体修飾語を作る格助詞
体言の代用としての格助詞
並立の意味を表す格助詞
接続助詞「のに」の一部
主語を示す格助詞
疑問を表す終助詞
接続助詞「ので」の一部
主語を示す格助詞
体言の代用としての格助詞
主語を示す格助詞
連体修飾語を作る格助詞
疑問を表す終助詞
並立の意味を表す格助詞
連体修飾語を作る格助詞
接続助詞「ので」の一部
疑問を表す終助詞
主語を示す格助詞
並立の意味を表す格助詞
紛らわしい「の」の見分け方のコツ
坂田先生
先程の問題で登場した、つぎの2つを題材に、「の」の見分け方のコツを復習してみましょう。
- 川のせせらぎが耳に心地よい。
- 川の流れる音が耳に心地良い。
連体修飾語を作る格助詞
主語を示す格助詞
にゃんこ
この紛らわしい二つの例文における「の」の見分け方。
「の」の見分け方
1の「の」は、
「川」+「の」+「せせらぎ」というように、
「名詞」+「の」+「名詞」という並びになっています。
よって連体修飾語をつくる格助詞です。
それに対して2の「の」は
川の流れる
を
川が流れる
のように
「の」を「が」と言い換えても意味が通じます。
よって、主語を示す格助詞ですです。
例文:暑いの寒いのと文句を言う。
疑問を表しているので、文末に?マークを付けて疑問文として意味が通るかどうかをチェックする。
例文:この道具はどうやって使うの。
例文:今日は疲れたので早めに休むことにした。
「の」を「もの」「こと」で置き換えられる
例文:古い電池を、新しいのと交換する。
並びが「名詞」+「の」+「名詞」となっている。
例文:小鳥のさえずりで目を覚ました。
「の」を「が」に言い換えても意味が通じる。
例文:雨の降る日の午後に、友人が訪ねてきた。