- オンライン家庭教師のデメリット|講師の本音ベスト4
- オンライン家庭教師のメリット8つ|塾を辞めてまで来た子
- 結論:オンライン家庭教師をおすすめする人しない人の特徴
オンライン家庭教師のデメリット|講師の本音ベスト4
- まれにオンライン家庭教師中に通信トラブルがある
- 授業スタイルによって質もスピードも全然違う
- 質問のページなどを先生に送る手間が少しある
- お子様によっては緊張感を保てない場合あり
1:まれにオンライン家庭教師中に通信トラブルがある
相手の話す音声がところどころ途切れてしまって、相手の話が聞き取りにくかったり、(とてもレアなケースですが)通信そのものが途切れることもあります。
その原因について断言はできませんが、通信相手さんのパソコンが古い場合や、台風などで天候が荒れている場合は、そういったことが起こりやすいという印象です。
僕の場合は、オンライン家庭教師中にこのような通信トラブルが起こった場合のために、生徒さんが焦らないで済むよう、事前にお話をしておきます。
僕のオンライン家庭教師はSkypeを使用していますが、Skypeによる通信が途絶えた場合、LINEなどの別の連絡方法でまずは連絡をとります。(ただし、これは本当に滅多におこりません)
これは授業効率に関わるデメリットですが、次にご紹介するデメリットもその類のものです。
2:授業スタイルによって質もスピードも全然違う
以前、とあるオンライン家庭教師をやめられて僕に依頼を申し込まれた方がいらっしゃいましたが、その方はなんと以前『音声のみで数学の授業をうけていた』そうです!
これは極端な例だと思いますが、一口にオンライン家庭教師と言っても、授業スタイルにはある程度の幅はあります。
そのことを踏まえて以下の内容をご覧ください。
訪問型の家庭教師とオンライン家庭教師の両方を指導した僕の正直な感想としては、『オンライン家庭教師のほうが、若干授業スピードが落ちる』ということです。
やはり目の前に生徒さんがいて、直接反応をうかがいながら、テキストを手に取って、スラスラ説明をする訪問型の家庭教師のほうが、いろいろとスムーズに進めることができます。
ただし、1対2や1対3の個別指導塾と比較すると、やはり1対1のオンライン家庭教師のほうが、授業の質もスピードもその子に合ったオーダーメイドなので、軍配があがるのは当然です。
またオンライン授業中にいきなり宿題プリントの質問があった場合、柔軟な対応ができないケースがあります。
生徒さんが通信に使用しているカメラで、問題の内容を先生がとらえることができた場合は大丈夫です。
しかし、そうでない場合は、スマホなどで撮影した画像を送ってもらうしかありません。(少々不便)
また、生徒さんが問題を解いている様子を先生がチェックしたい場合、手元を映すカメラが必要になります。(もちろん、なくても授業はできます)
3:質問のページなどを先生に送る手間が少しある
僕の場合は、独自のテキストを使用しません。(独自のテキストを購入して、それを使って先生が教えるというところもあります)
学校の授業がサッパリわからないお子様に対しては、学校の授業時間そのものが無駄にならないよう、予習をメインとしたオンライン家庭教師として利用してもらっています。
その際、教科書などの使用テキストをこちら側で準備しておきます。
どうしてもこちら側で準備できない場合や、宿題プリントなどで質問があった場合は、質問のある問題をスマホで撮影して画像として送ってもらいます。
その画像を僕がパソコン画面上にうつしながら、そこに直接説明を書きこむ要領で、授業をしていきます。
テスト結果などを送ってもらう際も、同じように手間がかかります。
このように問題を送ってもらう作業は、中学生になったあたりからはお子様本人にやってもらうことが多いですが、小学生などはお母さまがされています。
このようにオンライン家庭教師だとプリント1枚見てもらうのにも、すこし手間がかかります。
4:お子様によっては緊張感を保てない場合あり
さらに、講師が実際にその場にいないことによって、テレビ感覚で先生のレッスンを受けてしまう可能性を秘めています。
特に元気いっぱいの小学生は(お子様の個性によっては)緊張感が保ちにくいというケースもあるでしょう。
先生が目の前にいて教えてくれるスタイルとは違い、生徒さん自身に、ある程度の積極性が求められます。
自分のために、自分のこととして勉強を頑張りたいというお子様がオンライン家庭教師を使われる場合は、このようなデメリットはまったく心配ありません。
ただ、そうでない場合は、授業を受けているお子様の様子を時々でもチェックできる環境で受講されることをおすすめします。
僕の長年の指導経験から言えることは、体験授業やその後の1ヶ月ほどは、たいていどの子も(緊張感が手伝って)しっかり授業を受けてくれるということです。
勝負の分かれ目になるのは、初対面の緊張感の効果が切れ始める2ヶ月後から3ヶ月後からです。
体験授業や最初の1ヶ月だけお子様の様子をチェックをしているお母さまが多いのですが、大事なのはその後からです。
ただし、お子様によっては毎回ガッツリ見られているとストレスに感じる場合もあると思うので、どんな様子か時々チェックできるぐらいでOKだと思います。
オンライン家庭教師のメリット8つ|塾を辞めてまで来た子
- どちらかが風邪気味でもお互いにうつす心配がない
- 近くに塾や家庭教師がない場合は、先生を見つけやすい
- 1対2や1対3の授業よりも質が良い(もちろん先生による)
- 訪問型の家庭教師よりも安い場合が多い
- お子様の部屋や顔を見せないで受講もできる。(授業画面は見えます)
- 先生の代わりはたくさんいる
- 先生を自宅に招き入れる必要がない
- パソコン以外の初期費用はほぼ必要なし。タブレット受講も可能
コロナがニュースになったのをきっかけにして塾を解約され、僕のオンライン家庭教師を申し込んでいただいた方もいらっしゃいます。
これは個人的に、オンライン家庭教師最大のメリットだと思っています。
これまでご紹介してきた数あるデメリットをふまえても、これからもオンライン家庭教師が選ばれる大きな理由になると思います。
これも大きなメリットです。
近くに家庭教師の先生や個別指導塾がない地方の方には、オンライン家庭教師は便利なサービスです。
これは必ずしもそうとは言えません。
1対4の授業でも成績をガンガンあげて口コミが広がっているプロの講師を知っていますし、1対1の家庭教師でも、ポンコツな先生のウワサはネット上でいくらでも確認できます。
ただ、授業スタイルの特徴として、1対1の家庭教師のほうが、お子様に合わせた授業内容を、お子様に合わせたペースで進めていくことがしやすいということです。
料金についてのメリットです。
実際に訪問して直接指導する家庭教師よりも、オンライン家庭教師のほうが料金は安く抑えられる傾向にあります。(交通費も必要ありませんし)
ただ、1対2や1対3の個別指導塾のほうがより安いという傾向があります。絶対そうとは言えませんが。
オンライン家庭教師のみにかかる費用としては、あとはウェブカメラや手元を確認するカメラぐらいです。(8で詳しく説明します)
※これは各オンライン授業で使用しているシステムにもよります。
僕はオンライン家庭教師にSkypeを使用していて、そこでは音声のみで通信をすることも可能です。
特に女の子の生徒さんに多いのですが、自分の部屋や顔を映さないで授業をしたいという場合は、生徒さんの方だけ音声のみで通信することが可能です。
先生の方は、顔と授業の画面を出しながら解説をしていきますので、授業内容そのものに変化はありません。
ただ、生徒さんの様子が見えないということは、どのように問題を解いているのかチェックすることができない、ということでもあります。
万が一、生徒さんがスマホなどをいじっていても気が付きにくいでしょう。
このような心配のある場合、例えばウェブカメラで顔は映さずに、机の上やノートで問題を解いている様子などを映しておいてもらうということをおすすめしています。
オンライン授業の良いところは、先生の候補がたくさんいるということです。
なので、たくさん体験授業を試してみて数あるなかから一番合いそうな先生を試していくという方法がとれるのが、オンラインならではの大きなメリットだと思います。
ただし、対策のために専門の研究が必要な、私立の難関受験などの先生は、数はそれなりに限られてくるでしょう。
また、学校の授業レベルであれば指導可能な先生も多いことは事実ですが、経験を積み、効果的な指導法を確立している先生もまた数は少なくなります。
オンライン家庭教師の最大の強みを生かして、たくさんの先生の体験授業を受けていただきたいと思います。
先生を自分の家に招き入れることに抵抗がある方は、安心できるメリットです。
娘に数学を教えてくれる女性の先生を探しているけど、条件が合うのは男の先生しかいないんです。(数学の先生は男性が多い)
という場合でも同様です。
オンラインだと安心できる、という場合は検討する価値はあります。
※これは各オンライン授業で使用しているシステムにもよります。
オンライン家庭教師で必要な機材としてはパソコンかタブレットがあれば可能です。
実際に僕の授業をタブレットで受講された方もいます。ただ、ときどき音声が聞き取りにくくなっていました。
パソコンにカメラとマイク機能がついていれば、それだけで受講が可能です。(古すぎて通信に使えないパソコンであれば、問題あるかもしれません。)
ない場合は1000円ほどのウェブカメラを購入すれば十分です。
オンライン家庭教師の会社によっては、無料で機材を借りられるところもあります。
結論:オンライン家庭教師をおすすめする人しない人の特徴
- 塾やオンラインじゃない家庭教師だとコロナのことで心配な方
- 近くに個別指導塾塾や家庭教師がない方
- 画面の向こうの授業をサボらずに受けられる子
- 1対2よりも1対1の個別指導がいい場合
- そばに実際に先生がいないとだらけてしまう子
- 授業中でもできるだけサボろうとする子
- オンラインじゃない家庭教師のいい先生が見つかった場合
参考:オンライン家庭教師の授業システムってどんな感じ?必要な機材と授業の様子を紹介【未経験者用】