工夫して解く計算問題の難問【中学3年~高校入試問題】

工夫して解く計算問題難問

にゃんこ
このページでは、中学3年の工夫して解く計算問題の難問だけを練習できます。
全25問一覧
工夫して計算一覧1200
にゃんこ
この問題&解答をプリントアウトしておきたい方は25問目の最後をご覧ください。(このテーマだけのドリル単品もあります)
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工夫して解く計算問題の難問|中学3年~高校入試問題レベル

以下の問題を工夫して計算しなさい。

(1) \(1111^{2}\times 3^{2}-3330\times 3336\)

工夫して解く計算問題の難問1の解説
3330は3333よりも3小さく、3336は3333よりも3大きい値です。また、1111×3も3333です。このことに気が付き、問題の式を3333を使って表してみると、その先の手順が見えてきます。

(2) \(146\times 148-151\times 302+1501+150^{2}\)

工夫して解く計算問題の難問2の解説
先程の問題は3333を使う式へと変形して解きました。この問題の場合は何の値を使う式へと変形すればいいかを考えます。

(3) \({\small 211^{2}-335^{2}-189^{2}-243^{2}+365^{2}+257^{2}}\)

工夫して解く計算問題の難問3の解説
【下一桁に注目する問題】2乗-2乗のかたちから因数分解する操作が思い浮かびます。けれども、与えられた式をそのまま因数分解するよりも、項をある規則にそって並び替えてからのほうが、実は簡単に計算できます。各項のそれぞれの下一桁の値に注目してみましょう。

(4) \(\dfrac{365^{2}-2\times 365\times 340+ 340^{2}}{125^{2}}\)

工夫して計算難問4の解説改
乗法公式を理解しているかを確認させる問題です。文字式で暗記した公式を当てはめて考えます。

(5) \(\dfrac{121^{2}-12100}{33}\)

工夫して解く計算問題の難問5の解説
分子の式に対し、共通因数でくくり出すということをします。また、121は11の2乗であることは暗記しておきましょう。このことを式変形の後半で使います。

(6) \(\dfrac{169-121}{169-22\times 13+121}\)

工夫して解く計算問題の難問6の解説
121は11の2乗で、169は13の2乗です。問題の式を、11と13を使った表し方になおします。

(7) \(1.77^{2}+0.52^{2}-1.77\times 0.52\times 2-0.25^{2}\)

工夫して解く計算問題の難問7の解説
問題の式の最初の\(1.77^{2}+0.52^{2}-1.77\times 0.52\times 2\)の部分を見て、乗法公式だと気が付くかどうかがポイントです。

(8) \(\dfrac{1234^{2}+2469}{1235}\)

工夫して解く計算問題の難問8の解説
1234の倍は2468です。式の中にある2469はそれに+1した値になっています。これに気が付き、問題の式を1234で表してみようと試します。

(9) 工夫して解く計算問題の9問目

工夫して解く計算問題の難問9の解説
各項の先頭にある12,6,12,24,36を見て、6でくくり出すことが思い浮かぶと思いますが、解説にあるように、12でくくり出す工夫をすると、計算がより簡単になります。

(10) \(243^{2}-2\times 365\times 243-123^{2}+365^{2}\)

工夫して解く計算問題の難問10の解説
(7)で練習した最初の式変形を使う問題です。この問題のほうが、最初の式変形に少し気が付きにくい項の並びになっています。

(11) \(994^{2}+12\times 994+36\)

工夫して解く計算問題の難問11の解説
最後の項である36が平方数(6の2乗)になっていることから、とりあえずその部分を6の2乗と書き変えてみましょう。そうすると、解説にあるような解き方に気が付きやすくなります。

(12) \(1.72^{2}+4\times 1.72\times 0.14+4\times 0.14^{2}\)

工夫して計算難問12の解説改
2種類の文字に置き換えて工夫します。このように共通する値を文字式になおしてみると、因数分解に気が付きやすくなります。

(13) \(\dfrac{222-33}{111\times 444-11\times 99}\)

工夫して解く計算問題の難問13の解説
111をa、11をbにおきかえて、aとbを使った式に変形します。つまり、222は2a、33は3bといった具合です。

(14) \(1365\times 1635-365\times 635\)

工夫して解く計算問題の難問14の解説
工夫して解く計算問題の難問14の解説別解1
工夫して解く計算問題の難問14の解説別解2
別解のほうが解きやすい場合は、解きやすい解法を最初にマスターしてください。別解でなく、解説にある解き方に気が付くためには、1365と1635の平均である1500から、1365も1635もともに差が135だと気が付くことが始まりです。

(15) \(\dfrac{12345^{3}-2\times 24690}{12343\times 12347}\)

工夫して解く計算問題の難問15の解説
これも(14)の解説の解き方の発想と似ている部分があります。式を12345で表すことを考えればいい分、こちらのほうが解法に気が付きやすいかもしれません。

(16) \(2026\times 2032-2029\times 2028\)

工夫して解く計算問題の難問16の解説
(14)の発展版です。これは2026と2032の平均である2029を基準に考えると、解説のように解くことができます。2029を文字に置き換えて計算してもいいです。

(17) \(328\times 1433-322\times 1439\)

工夫して解く計算問題の難問17の解説
328と322の値が近く、1433と1439の値が近い、ということに注目し、ここまでの問題にあったように、その平均を文字に置き換えた式になおします。難問です。

(18) \(1200^{2}-1389\times 1200+1189\times 200\)

工夫して解く計算問題の難問18の解説
乗法公式による因数分解を意識しないと気が付きにくいパターンの問題です。この解法に気が付くためには、次の2つが重要になります。【1】最初に1200を文字に置きかえた式を作ってみる。【2】最後の項の1189×200を見て、その和が1389になっていると気が付く。

(19) \({\small 12.34\times 45.67+54.33\times 11.11+1.23\times 54.33}\)

工夫して解く計算問題の難問19の解説
共通因数をくくり出す操作を繰り返して、小数の処理をしていくタイプの問題です。

(20) \(5035\times 5031-4970\times 4964-5\)

工夫して解く計算問題の難問20の解説
5035と5031は、それぞれ5033から2離れたところにある値です。4970と4964も、それぞれ4967から3離れたところにあります。これに気が付くことで解説にあるような解き方になります。

(21)工夫して解く計算問題の21問目

工夫して計算難問21の解説改
最初の式変形が一番ややこしいと思います。1×2×3×4をaとおくと、3×6×9×12はaを使ってどのように表せるだろうか、と考えることが、この解法の突破口です。

(22) 工夫して解く計算問題の22問目

工夫して解く計算問題の難問22の解説
先程の問題の「足し算でつながっているバージョン」です。10+11+12+13をaとおくと他の部分はaを使ってどのように表せるかを考えます。

(23) \(\dfrac{22^{3}-11^{3}}{77}\)

工夫して解く計算問題の難問23の解説
普通に解きたくなるほどシンプルな式ですが、工夫して解くと2桁の3乗の処理が不要になります。22も77も11の倍数なので、11を使って式を表すことを考えます。指数の処理と因数分解も混ざった問題です。

(24) \(11^{4}-11^{2}\times 120\)

工夫して解く計算問題の難問24の解説
これもシンプルですが、工夫しないと計算が大変です。解説のように11の2乗でくくり出します。

(25) \(\left( 13^{3}-7\times 13^{2}-6^{3}-7\times 6^{2}\right) \div 42\)

工夫して計算難問25の解説改
先程の問題の発想を使いこなす発展問題です。共通因数でくくり出して工夫します。
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