にゃんこ
高卒認定試験の数学で因数分解のたすきがけが出題されていますが、その解き方をわかりやすく教えてください。
また、それ以外の高認数学の問題に関しても対策しておいたほうがいいのか知りたいです。
また、それ以外の高認数学の問題に関しても対策しておいたほうがいいのか知りたいです。
坂田先生
この質問にお答えします。
このページの内容
- 過去に高卒認定試験で出題された因数分解のたすきがけ問題の対策
- 高卒認定試験数学のその他の出題パターン
過去に高卒認定試験で出題された因数分解のたすきがけ問題の対策
坂田先生
高卒認定試験の数学では、次のような「たすきがけを使って解く因数分解の問題」がよく出題されています。
これって全部、数学Ⅰで学習する因数分解のたすきがけの解き方で解答できますので、その手順についてこれからご説明します。
たすきがけを使った因数分解の手順
高卒認定試験数学のその他の出題パターン
にゃんこ
高卒認定試験の数学で因数分解の解き方を覚えようとする場合、基本的には、先程説明したたすきがけの手順をマスターすれば、ほぼ対応できます。
坂田先生
ただし、高認数学では、たすきがけ以外の解法で解く問題も出題される可能性もゼロではありません。
このように高卒認定試験の数学(平成28年度)の問題を見ると、たすきがけではない解法を要求しています。
【置き換えによる因数分解の解き方】
これ以外の解き方は近年見たことはありませんが、完璧に対応しておきたいという場合は、数Ⅰの因数分解の基本パターンを対応しておくといいでしょう。
ただし、コスパ的にあまりオススメはしません。出題される可能性が極めて低いからです。
坂田先生
この問題も実は中学3年生の因数分解の範囲です。
にゃんこ
過去問を分析するとわかりますが、因数分解の分野以外にも高確率で出題される問題パターンが数多くあります。
坂田先生
正直、頻出パターンの対応ができているだけで十分合格点は取ることが可能です。
そんな頻出パターンをすべて対策してから、余裕があれば取り組むという程度の優先順位でないと、必要な勉強時間がどんどんふくらんでしまいます。
高卒認定試験は、科目数が多いので、『過去問を分析して必要なパターンだけ対策する』ということを最重要に取り組んでください。
坂田先生
参考:たすきがけのやり方|因数分解の練習問題付きで応用までわかりやすく解説
※ただし、後半の応用問題の部分は必要ありませんのでスルーしてください。
この動画では、たすきがけの手順とどうして解き方でOKになるのか、という理屈の部分をちゃんと説明しようとしています。
ただ、理屈は理解できなくても、方法を覚えてマネさえすればちゃんと解けますので、そこまでこだわらないくても大丈夫です。
まずこの動画を見る際に、前提として知っておいてほしいのが、展開と因数分解は逆の計算手順だということです。
(2x+5)(3x+4)というのは、(2x+5)のかたまり掛ける(3x+4)のかたまり、というように掛け算でつながった状態になっていますね。
このように、掛け算でつながった状態のことを因数分解されたかたちだと思っておいてください。
最初に展開の話から説明をはじめていますが、展開とは、因数分解されたかたちの式をバラバラにする手順、だと思っておいてください。